えんてすのブログ

テレビと阪神と音楽と

『3年A組』はまさに現代の金八先生

3月10日、ドラマ『3年A組』の最終回を迎えました。

菅田将暉さん並びに若手俳優女優陣、脚本、音楽全て素晴らしいなというのが率直な感想です!

いやー、正直このドラマを見るきっかけは『半分青い、』を見て好きになった永野芽郁ちゃん目当てではあったんですが、最終回は釘付けになって見てしまいました。

このドラマの最初の方は、問題を抱えた生徒を1人ずつ是正していく、そういうタイプのありがちな金八スタイル?なんて思っていたのですが、最終回を見て反省しました笑 

圧巻の最終回でしたね。まさか、あそこまでのメッセージを秘めたドラマだったとは。繰り返しになりますが、本当に心に刺さる最終回でした!

正直自分はまだ20歳で金八先生も見たことない世代です。しかし、タイトル通りこれは現代の若者に対する強いメッセージを、若者に絶大支持を得ている「菅田将暉」の演技を通して見ている視聴者に対して送っており、これは一本取られたといった次第です笑

「会ったこともない人に確固たる証拠も不確かな情報を元手に心無い言葉、罵声をSNSを通して浴びせる」という、ツイッターやヤフーコメントや5ちゃんねるなどでよく散見される状況に対して

ドラマだがある種ノンフィクションのような構成になっていて、とても感動しました。

「第二の景山麗奈」を出さない、この言葉が見ている誰か1人に届けばいいと、自らの人生をかけた柊先生の立てこもり。最終回の中盤からの独白は圧巻でした。

SMAP解散や日大タックル事件など出処もよくわからない不確かな情報を元に、

心無い言葉を浴びせている状況は本当に改めて考えるべきだと思います。

(やれキムタクが悪いだのなんの)

このドラマを見て、言葉の重みや強さを改めて感じて自分自身も発言に気をつけていこうと思いました。

正義感を振りかざして、部が悪くなったら責任転嫁。こんな現代性は本当に憎たらしいし、SNSが当たり前に存在している今の若年層に対する、菅田将暉のメッセージを深く受け止めれるような国民性であってほしいと思います。

「Let’s think」

クロマニョンズを起用したのも、若い世代だけでなく幅広い世代に見てもらうためだったと思いますが最終回の「生きる」はとても沁みました。

オリジナル脚本というのがもう驚きで、視聴率というものだけが最近のドラマを語る上での物差しではないものの、たくさんの人にこのドラマを見てほしかったなと青二才が思っております笑